日本における歴史的な建物はすべて木造です。
古くは、飛鳥時代 約1400年もの時を木造建築は凛と建ち続けています。構造材として木材の耐久性は非常に優れているという事ですね。
片村建築では、日本の伝統的な木造軸組み工法に現代の建築の工法を取り入れ日々進化しています。
ふたてま‐project‐ でお世話になっている 継手意匠店さんの提案で
「軒先を1メートル50センチ出したい、でも軒先は薄くしたい。」
一見矛盾を感じるむちゃくちゃな要望ですが、
梁を補強垂木に使い、組み方を検討した結果です。
強度のある建物は軸組段階で色気があり綺麗に組み上がります。
建て方中の画像です
軒先に手が届きそうな家です
バランスよく組み上がった軸組、
この時点でこの家がバランスのとれた綺麗な家になる事が分かります。
主要構造材(梁)には、階高を抑えたい時や屋根を低くしたい時など、必要に応じて、無垢材より強度が強い集成材を採用します。
土台は石川県ブランドである能登ヒバまたはヒノキを採用します。
能登ヒバ、ヒノキは ヒノキチオールを豊富に含有しており殺菌力と耐湿性にきわめて優れるため、北陸地区特有のジメジメした気候にる発生するカビやシロアリに対し最適な木材です。
柱は石川県産材杉を採用します。
片村建築は、石川県の山林保護と石川県の林業への貢献の観点から、地域型住宅ブランド化事業に積極的に参加します。
高気密仕様選択の場合、人体や環境に配慮し室内の木材へのシロアリ防蟻用薬剤処理は基本行いません。
防蟻用薬剤は永久的な薬剤効果は期待できませんので、(保障5年)片村建築では建築構造の工夫でシロアリの侵入を防ぎます
防蟻での ひと手間1 基礎コンクリートの一体化
立ち上り部分とスラブ(床面にあたる部分)部分のコンクリートを一発打ちにする事で基礎コンクリートに打継がなくなりシロアリの侵入経路を絶ちます。
防蟻での ひと手間2 シロアリに強い木材の選定
ヒノキチオールを豊富に含有する ヒノキ、能登ヒバを選択 する事でシロアリの侵入を絶ちます。
防蟻での ひと手間3 基礎内断熱の採用
近年の基礎パッキンによる工法で、飛躍的に基礎下の換気は出来る様になったのですが、北陸特有の梅雨や夏場の湿気が床下に入ってくる問題が解決したとは思いません
片村建築では、基礎内断熱を採用する事で梅雨や夏場の湿気の侵入を防ぎます。
基礎内断熱の採用での利点がもうひとつあります、
床下と室内温度を少なくする事で床下の相対湿度を低下します、床下の空気を乾燥させる事でシロアリの侵入を防ぎます。